こんにちは。もうすぐゴールデンウィークや夏休みなど、長めの休みに入る方も多いのではないでしょうか。じつはこの長期休暇の前後こそ、ウイルス感染や情報トラブルが起こりやすい時期なんです。パソコンを何日も使わないことで、セキュリティの準備が遅れたり、油断が生まれたりすることが理由です。
そこで今日は、特別な知識がなくてもできる、シンプルな3つの対策をご紹介します。
■ 対策①「修正プログラム」をきちんと入れておく
修正プログラムとは、パソコンやアプリの“安全のほころび”を直すためのパッチ(つぎあて)のことです。
どうして必要なの?
- ウイルスは、「安全のすきま」を狙って入ってきます
- 休み中にも、世界中で「新しいすきま」が見つかっています
- 放っておくと、知らない間に感染していることも…
だからこそ、休み明けにパソコンを使う前に、必ず更新をチェックしましょう。
■ 対策②「定義ファイル」を最新にしておく
「定義ファイル(パターンファイル)」は、ウイルスの顔写真つき手配書のようなもの。
セキュリティソフトはこの情報を見ながら、怪しい動きを見張っています。
ポイント:
- 休み中にパソコンの電源を切っていた人は要注意
- 電源を入れてすぐネットを見るのはNG
- まずはセキュリティソフトを起動して、定義ファイルを更新
それだけで、「最新のウイルスにもちゃんと対応できる状態」になります。
■ 対策③ 不審なメールに気をつける
長期休暇明けは、メールやSNSメッセージがたまっている状態。そこに、悪質なメールが紛れている可能性があります。
こんなメールは注意:
- 実在の会社を装って「請求書です」「パスワード変更してください」などと書いてある
- 見覚えのないメールに、ファイルが添付されている
- 怪しいリンクが貼られている
見慣れないメールは開かない・クリックしないが基本です。
判断に迷ったら、会社や学校のシステム担当の人に相談を。
■ 忘れがちだけど大切なこと
- 休み中に使わないパソコンは電源を切っておく
- 外に持ち出すパソコンやUSBはしっかり管理(なくさないように)
- SNSで「旅行に行きます!」と投稿しすぎない(留守だと知られるリスク)
■ まとめ:休みの前後は、パソコンにも「安全チェック」を
私たちが休んでいる間にも、サイバー攻撃は休みません。
でも大丈夫。今回ご紹介した対策は、どれも数分でできることです。
- アップデートを忘れない
- セキュリティソフトを最新に
- メールはよく見て開く
これだけでも、あなたの大切な情報や生活をしっかり守ることができます。
それでは、また次回の「Today’s Security」でお会いしましょう。
安全で楽しい休暇をお過ごしください。
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