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ソフィアはふと、「うちのWi-Fiルーター、買ったときのままだな…」と気になり始めた。名前も「BUFFALO-xxxx」のまま、パスワードも箱に書いてあるやつ。そこでアマンダに「自宅のWi-Fiって、何か気をつけなきゃいけないの?」と相談してみた。
ルーターも“戸締まり”が大事!
ソフィア:
「アマンダ、うちのWi-Fi、最初に設定したまま何年も変えてないんだけど…これって大丈夫なのかな?」
アマンダ:
「正直に言うと、それは“玄関のカギをずっと初期キーのままにしてる”のと一緒ね。今すぐできる見直しポイント、教えるわ!」
1. 管理画面のパスワードを変えよう!
アマンダ:
「ルーターの設定をいじる“裏口”が、初期のままだと誰でも入れる可能性があるの。たとえば、近くの人が勝手にWi-Fiの設定を変えてしまう…なんてことも。」
対策ポイント:
- 管理画面のID・パスワードは必ず自分で変更
- 他のサービスと同じパスワードを使い回さない
- パスワード管理アプリを使って保管してもOK
2. Wi-Fiの名前(SSID)を変える
アマンダ:
「“Tanaka_home”とか“NEC-001”って書いてあると、『この家のルーターはこのメーカーね』ってバレちゃうのよ。機種なども推測されて、その機種に弱点があった場合に、攻撃対象にされやすくなるの。」
対策ポイント:
- SSIDに家族名・住所・機種名などを入れない
- 見知らぬ人に情報を与えないよう、シンプルな名前に変更
- 必要があればSSIDの“ステルス化”(非表示)も検討
3. WPA3やWPA2の暗号化を使おう
アマンダ:
「Wi-FIルーターの設定にある暗号化方式で古いものを選ぶと、専門的なツールを使えば、ログイン情報とか閲覧しているWebサイトの内容とか通信内容を盗み見られることもあるの。特に“WEP”は今すぐ卒業して!」
対策ポイント:
- 暗号化方式はWPA3 > WPA2 > WPA > WEP(←これは危険!)
- 「WEPしか選べない」場合はルーターの買い替えを検討
4. ゲスト用のWi-Fiを分けておく
アマンダ:
「お客さんにWi-Fiを教えるのはいいけど、“家の中のパソコンやプリンタまで見える状態”でつながれてたらちょっと怖いでしょ?分けるだけで安心感が違うわよ。」
対策ポイント:
- ゲスト用のSSIDを別に設定する
- ゲスト側にはネットワーク内の機器にアクセスできないよう制限
- 子どもの友達や訪問者への貸出もこのネットワークで
5. ルーターのファームウェアをアップデート!
アマンダ:
「ルーターも小さなコンピューター。古いままだと、泥棒に『このカギ、昔のだから簡単に開くよ』って言ってるようなもの。新しいセキュリティの壁を作るためにも、更新は大事よ。」
対策ポイント:
- メーカーのサイトで最新バージョンを確認
- 自動アップデート機能があればONにする
- 5年以上前のルーターなら買い替えを検討
まとめ:自宅ルーターを安全に使うための5つのポイント
- 管理画面のパスワードを変更する(裏口の鍵は自分で変える)
- Wi-Fiの名前(SSID)を変更する(見せない、ばらさない)
- 暗号化方式はWPA2以上を使う(WEPはもう過去の遺物)
- ゲスト用Wi-Fiを分けて設定する(おもてなしは安全第一)
- ルーターのファームウェアを定期的に更新する(アップデートはデジタルの虫よけ)
ソフィア:
「今まで“つながればOK”だと思ってたけど、中の設定まで見直すことも大事なのね。」
アマンダ:
「Wi-Fiは見えないけど、“家の鍵”と同じくらい大事なのよ。ちゃんと戸締まりして、安心ネット生活を続けましょ!」
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