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ソフィアは最近、子どもが「〇〇ちゃんはインスタやってる!うちも始めたい!」とSNSデビューをしたがっているのを見て少し不安になった。そこでアマンダに、「親として、始める前に伝えるべきルールって何かある?」と相談してみることにした。
SNSにハマる前に伝えておきたい大事なこと ― ソフィアとアマンダの会話より
ソフィア:
「アマンダ、うちの子がSNSをやりたがってるんだけど…やっぱり、始める前にちゃんと教えるべきことってあるよね?」
アマンダ:
「もちろん!SNSは便利だけど、ルールとマナーを知らずに使うのは“交通ルールを知らずに車道を歩くようなもの”よ。最初にちゃんと伝えることが大事ね。」
1. 個人情報は出さない!
アマンダ:
「まず基本中の基本ね。本名、学校名、住所、顔写真などの個人情報は出さないこと。悪用されるリスクがあるのよ。」
対応のコツ:
- アカウント名はニックネームに
- 写真に学校の制服や家の外観が映らないように注意
- 「この情報、近所の知らない人に見せても大丈夫?」と考えるクセをつける
2. 他人を傷つける投稿をしない
アマンダ:
「SNSでは言葉の印象が強くなりがち。何気ない言葉が誰かを傷つけることもあるの。“画面の向こうに人がいる”ってことを忘れないでね。」
ソフィア:
「親の前ではいい子だけど、ネットでは毒舌にならないように…!」
3. “いいね”の数に振り回されない
アマンダ:
「“いいね”の数が気になりすぎるのは危険信号。**“承認欲求トラップ”にはまってしまうと、SNSがストレスの原因になるのよ。」
ソフィア:
「それ、大人でもあるよね…。私は投稿して3いいねだと地味に落ち込むわ。」
アマンダ(ニヤリ):
「私なんて、犬の写真をあげたら“いいね”ゼロ。なのに、同じ犬の“後ろ姿”には30件も…。後頭部のほうが人気なのかしら…。」
4. 不快なことがあればすぐ相談すること
アマンダ:
「変なDMが来たとか、知らない人から不快なコメントが届いたとか、そんなときはひとりで悩まず、すぐ相談するように教えてあげてね。」
対応のコツ:
- 親は“ジャッジする人”ではなく“味方”であると伝える
- SNSのブロック・通報機能も一緒に確認しておく
- 親が知らないアプリも「教えてね」と言える関係を
5. SNSは“公開日記”。誰が見るかわからない前提で使おう
アマンダ:
「“友達だけに向けて書いたつもり”が、いつの間にか世界中に拡散…なんてこともあるの。SNSは“誰が見てもOKな内容だけ書く”のがマナーよ。」
まとめ:SNSを始める前に親が伝えておきたいこと
- 個人情報は絶対に出さないこと
- 人を傷つける言葉を使わないこと
- “いいね”の数に一喜一憂しないこと
- イヤなことがあったらすぐ相談すること
- 誰が見てもいい投稿だけすること
ソフィア:
「アマンダ、ありがとう!ちょっと身構えてたけど、ポイントを押さえれば子どもと一緒に楽しく始められそうな気がするわ。」
アマンダ:
「その気持ちが一番大事よ。“ルールを守る”っていうより、“一緒に考える”ことが、子どもにとって安心になるの。」
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